iPod touch インターフェースの革新

春分の日の今日は雨の上に風が強そうなので、ゴルフに行かず家に引き篭もって、月曜日に届いた<iPod touch>にミュージックビデオや音楽を取り込んだり、PCのメールアドレスをインポートしたりしています。

<iPod touch>は、単純に言えば<iPhone>の電話とカメラの機能を取り除いて無線LAN(Wi-Fi)通信機能を加え<iPod>にしたものです。どうやら<iPhone>は<iPod touch>よりもかなり厚く重いらしいです。いずれにしても、非常に重要なのは、タッチパネルによってコントロールするインターフェースを基盤としているスモールコンピュータであることです。3日間いろいろいじってみて、タッチパネルコントロールを基盤とするオペレーティングシステムは非常に優れているという印象を持ちました。
iPod touch OS2
上は3.5インチパネルのほぼ実寸に近い画像です(1024×768表示の場合)。

物理的なボタンは、電源とホーム(上の左端の画面に戻る)の2つしかありません。後の操作は全てタッチパネルのボタンや文字をタッチして選択します。表示は2回触れると最適なレイアウトに拡大縮小し、あるいは2本の指を閉じたり開いたりする(ヒンチと呼ぶようです)ことで無段階に拡大縮小します。触れた指を動かすだけでドラッグして画像を移動でき、さっと撫でると画面は飛ぶようにスクロールします。Google MAP(上の真ん中の画面)を使うときやWeb閲覧を行うときはこの拡大縮小機能が非常に有効に使えます。Webブラウザは<Safari>で、携帯用画面ではなく通常のフル表示されます。拡大すれば読みたい部分をあまり苦労せずに読むことができます。

ネット検索したりメールを送ったりするのにどうしても文字入力機能は必要です。アプリケーション上で出てくる検索や入力ボタンをタップすると、キーボード(上の一番右の画面)が出てきます。一見すると、こんな小さなキーボードを太い指でタップするのはとても無理ではないかと思いますが、実際にやってみると誤打する確率はきわめて低く意外に使いやすいことに驚かされました。物理的なキーボードでは、これだけ小さいキーを正しく打つことは不可能ですが、OSがタッチセンサーの圧または中心を読み取ってどのキーを押そうとしているかを判断してくれるので正確に打てるのだと思われます。そのおかげで、小さな画面にもかかわらず26文字の標準アルファベットキーから入力できるので全く習熟の必要がありません。

20年位前は、コンピュータを動かすために、画面上に点滅するカーソルを矢印キーで入力場所まで動かし、それからキーボードで命令文を打ち込んでいました。そこに、マウスというとてつもない革新が持ち込まれました。画面は机の上(デスクトップ)と呼ばれ、ゴミ箱の絵(アイコン)がありました。グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)とか、オブジェクト指向(OO)とか、様々に議論が盛り上がりました。この技術革新はその後コンピュータを大衆化するためにきわめて大きな貢献をしました。

しかし、その後は、コンピュータを使うにはかなりの知識や習熟が必要である状況にあまり大きな改善はなかったように思われます。以前に較べるとPCが格段に高速で遥かに廉価になったにも関わらず、購入する人はどんどん減っているのは、基本的に仕様に革新がなく使い勝手が悪いにもかかわらず、出来ることにはあまり進歩がないからです。私も、かつては毎年ハイエンドスペックのPCに買い換えていましたが、壊れない限り買わなくなったのは何年前からだったかもう記憶にありません。

インターネットも、携帯電話を使う人の方がPCを使う人より多くなっているようです。しかし、携帯電話も、安価で高機能ですが、ユーザーインターフェースの基本はPCと変わらず、入力操作は制約がある分だけPCよりも難しく、若い女性には駆使できても老眼の老人には到底活用は無理です。

<iPod touch>や<iPhone>は、探す・読む・聴く・見るという受身主体でインターネットを利用する初心者や老人には、直感的で説明書を読んだり習熟したりする必要がなく、最適なスモールコンピュータではないかと思われます。我が家には強力な家庭内無線LAN環境があるので、Wi-Fi機能の<iPod touch>がきわめて快適にインターネットにつながりますが、外ではそうもいきません。やはり普及している携帯電話網を使ってどこでもつながる<iPhone>の国内発売が期待されます。

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